アジアンタムのボトルテラリウム②

観葉植物

以前、アジアンタムのボトルテラリウムについて記事を書きました。

ボトルテラリウムでアジアンタムに再挑戦
3月に入り、少しずつ春らしくなってきました。 1月は寒い日だと植物たちのいる居間も朝方13℃くらいまで下がっていましたが、最近は17℃前後になってきました。 今年はどんな成長を見せてくれるか楽しみです。 我が家では去年(2021年)3月か...

実はこのボトルテラリウム、ホームセンターで買ってきたアジアンタムを半分に分けて、その片方で作ったものです。
ガラス容器はなるべく大きいものを、アジアンタムはなるべく小さいものを選んだつもりでしたが、いざ入れてみると思ったより余裕が無く、株分けせざるを得ませんでした。
普通に部屋の環境でもアジアンタムを育てられるか実験したいと思い、もう片方は鉢植えにしていました。

今回はその鉢植えアジアンタムを、やはり同じくボトルテラリウムにした話です。
後半では、前回作ったボトルテラリウムのその後の様子も記録しておきます。

鉢植え時のアジアンタム

まずは株分けして鉢に植えた直後(2022年2月上旬)の写真。

加湿器の上に置いていました。
葉は綺麗な色をしていますが、全体的に垂れ下がっているような…。

この後しばらくの間、土の表面が乾き始めた時にすぐ水やりをして育てていました。
葉水は気づいた時にやるくらい。

そして約2か月後の2022年4月上旬。

辛うじてアジアンタムの姿を保っていると言うところでしょうか。汗
鉢植えにしてから少しずつ葉が茶色くチリチリになっていき、光合成できなさそうな葉を少しずつ取り除いていった姿です。

他方で上の写真の中央のように、元気そうな新芽も少しずつ育っていました。

一説によると
「アジアンタムは環境が変わるとまず葉を落とす。その後、新しい環境に適応した葉を出してくるので、心配する必要はない」
ということだそうです。

そうすると、上の写真の新芽はうちの環境に適応した葉なんでしょう。

でも、成長スピードがものすごーくゆっくりでした。

実は去年枯らしてしまったアジアンタムも、バッサリ切ってから新芽がいくつも出てきてはいたんです。
でも上の写真くらいの大きさになったあたりで成長が止まり、そのままチリチリになるのを繰り返していました。
葉と葉の間隔が短いのも去年と似てる気がする(関係ないかも?)。

もしかして今回も同じなのでは…(・_・;
という不安がよぎり、この子もボトルテラリウムで育てることにしました。

あとは前回余った苔を使ってしまいたいという思惑も。
結局使わなかったんですけどね。

ガラス容器

今回用意したガラス容器は、IKEAの「IKEA 365+」(1.7l)です。

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家で撮った写真↓

直径14cm・高さ17cm。
前回使った「FORMA」(フォルマ)より一回り大きいです。

ガラスの継ぎ目が縦に2本あって少し気になりますが、まぁ許容範囲内。
因みに「FORMA」の継ぎ目は1本でした。

ガラス容器が違う以外、用意したものは前回と同じです。
ただしちょっとした手違いで今回は苔を植えず、とりあえずアジアンタム単体で作りました。

ボトルテラリウム作り

作業手順も前回と基本的に同じで、違いは最後に苔を植えなかっただけです。

ミリオンA(約1.5袋分)を底に敷いて

盆栽の土+木炭を混ぜた用土を途中まで入れて

枯れた部分&枯れそうな部分を取り除いたアジアンタムを真ん中に置いて
(鉢植えに使っていた用土と今回の用土は全く同じものなので、根をなるべく触らずにそのまま植えました)

用土を足して植え付け、全体を水で湿らせて

完成。

苔を植えなかった理由

今回苔を植えなかったのは、気づいたら用土を多く入れすぎていたからです。汗
下の写真は4日後のものですが、容器に対して用土の割合が多いですよね。

せっかく大きめのガラス容器を選んだのに、根にダメージを与えないようそっと植え付けた結果、天井が低くなってしまいました。
植え付ける時に根を少し広げてやるべきでした…。

でもやり直すのは面倒だし、頻繁にいじるのはアジアンタムにとっても良くないし、今のところ育つスペースはまだまだあるので、ひとまずこのままで様子を見ます。
成長して頭がつかえるようになったら、根の成長具合も考えつつ改めて植え直します。
苔を一緒に植えるかどうかはその時考えます。

ところで、一般的に観葉植物は「根に対して土が多すぎると、土がいつまでも乾かずに根腐れする」と言われます。
鉢増しも「一回りだけ大きいサイズ」に植え替えるのが鉄則ですよね。
水が大好きと言われるアジアンタムはどうなんでしょうか。

今回は根の量に対して用土が多めになりましたが、水の量は用土全体が満遍なく湿るくらいなので、根が水に浸って窒息するようなことはないんじゃないかと思っています。
空気の流れが無いことを除き、案外自然界に近い状態になっているのかもしれません。

前回作ったボトルテラリウム

前回「FORMA」というガラス容器でボトルテラリウムを作ったのが2月上旬。
この記事を書いているのは4月上旬で、約2か月経っています。
まずは全体の変化を見てみましょう。

作ったばかり(2月上旬)の写真がこれ↓

今(4月上旬)の写真がこれ↓

新芽が次々に伸びてきて、高さも出ました。
ガラス容器の内側に当たってしまう部分は、ちょっとかわいそうですがカットしています。

根本は相変わらず地上部分から生えてきた根の根毛でモフモフしています↓

また、3月下旬頃、外から見えるところに根が見え始めました。

4月上旬はさらに伸びてこんな感じ↓

地下から地上に出て迷走している根も。

透明の容器で植物を育てるのが初めてなので分からないんですが、用土の量が少なかったのだろうかと少し気になっています。
普通の植木鉢の中も見れないだけで、実はこうなっているのかも。

もし今後どんどん根が張って狭そうになってきたら、今回作ったボトルテラリウムの用土の量がむしろちょうどいいという結論に至るかもしれません。

おわりに

我が家のアジアンタムは、こうして2株ともボトルテラリウムになりました。

ネットで「アジアンタムは水さえ切らさなければ、放っておいてもどんどん育つ」と書いている方を見たことがあります。
逆に、我が家のアイビーは日当たりも風通しも全く無いトイレでも育つくらいですが、中には「アイビーだけは何度挑戦しても枯らしてしまう」という方もいるみたいです。

多分、うちはアジアンタムが好まない環境なんでしょう。

植物を育てる上で重要と言われる光・水・風以外に、何か他の要素が関係しているんでしょうか。
いわゆる気とか波動とか…?

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