チランジア(エアプランツ)の魅力

観葉植物

去年(2021年)の秋、我が家ではチランジア(エアプランツ)ブームが巻き起こり、現在16株まで増えました。

僕は去年1株目を迎えるまでチランジアという植物の存在すら知らず、育て始めてまだ1年余りです。

この記事は、そんなチランジア初心者の僕が感じているチランジアの魅力をご紹介します。
僕と同じような初心者の方や、これからチランジアを育ててみようと思っている方向けの記事と思っていただければ幸いです。

個人的に、チランジアは忙しいサラリーマンの生活にとてもマッチする植物だと思っています。

チランジアの魅力

安い

いかにも初心者目線ですが、チランジアは比較的安く手に入れられます。

100均でも時々売っていますし、ホームセンターでは200円台〜900円前後でそれなりの大きさのものが買えます。
入荷したばかりの時なら株の状態も良いです。
(ちょっとおしゃれな植物店に行くと、ほぼ同等の商品がホームセンターよりプラス100円〜200円くらいになるようです…汗)

価格が安いことは、初めてチランジアを育ててみようという方にとってもハードルが低くなりますよね。
もちろん数千円、さらには1万円以上で売られているものもありますが、そうでなければ家計を圧迫せず気軽に挑戦できる植物です。

種類が豊富

種類が豊富なことも大きな魅力です。

ネットには1,000種類以上あるとの情報も。
大きさ、色合い、葉の形、花の色など、様々な違いがあります。
100均とホームセンターだけでも結構な種類が揃えられます

キセログラフィカ。「チランジアの王様」と呼ばれ、貫禄があります

カプトメデューサ(の交配種?)。うねうねした葉が魅力

テクトラム。モフモフしたトリコームが可愛い

ウスネオイデス。おしゃれな雑貨屋さんとかでもたまに見かけます。女性が好きそうなイメージ

アンドレアナ。茶筅みたい

気に入る種類が必ず見つかると思いますし、人によっては収集欲を刺激されて集めたくなるかもしれません。
いわゆる「チランジア沼(チラ沼)」というやつですね。

土が不要

僕がチランジアという植物の存在を知って一番驚いたのが「土が要らない」ということ。
「そんな植物あんの!?」と思いました。

鉢植えの観葉植物の場合、室内に置く時に気になる要素の1つは、土に虫が湧くことです。
特にコバエに悩まされる方は多いのではないでしょうか。
あとは土の臭いが嫌いとか、そもそも家の中に土があるのが嫌という方もいますよね。

チランジアは春〜秋は外で育てた方が調子が良いようなので、必ずしも年中室内に置くとは限りませんが、少なくとも冬の寒い時期は室内に取り込むことになるかと思います。
その際、上に書いたような虫・臭いなど、土があることによるデメリットを回避できます。

また土が要らないということは、鉢や鉢底ネット、鉢底石も買わなくていいということです。(水苔等を入れた鉢で育てることはあります)

鉢植えの観葉植物の場合、土や鉢底石はどうしても余ってしまい、どこかに保管しておかなければならず、スペースをとります。
チランジアの場合、このような園芸用品を収納しておく必要もありません

土が無いだけで得られるメリットはかなり大きいと思います。

水やりが夜でいい

冒頭で「チランジアはサラリーマンの生活にマッチする」と書いた最大の理由はこれです

一般的な観葉植物の水やりの時間帯は、根が冷えたり蒸れたりしないように

「春・秋は気温が上がり始める午前中」
「夏は涼しくなった夕方〜夜」
「冬は1日の中で最も暖かい昼間」

と言われています。
ですが、完全に在宅ワークができる方でない限り、このとおりに水やりをするのは難しいですよね。

他方、チランジアは基本的に夕方〜夜に水やりをするのが良いと言われています。
(昼間に水やりする方もいるようです)
これは、夜に気孔が開いて水分を吸収するからだそうです。

なので少なくとも春〜秋は、仕事から帰って寝る前までに水やりをすればいいわけです。
これってすごく気楽じゃないですか!?

ただし、冬はちょっと注意が必要

チランジアの耐寒温度は10℃と言われている(諸説あります)ので、上にも書いたように冬は室内に取り込むことが前提になるかと思います。
あとは部屋の最低温度がどのくらいになるか

我が家は冬の一番寒い時期、室内の最低温度が13℃ちょうどくらいになります。
昼間は灯油ストーブをつけて23℃前後。
この環境なら夜に水やりしてもまぁ大丈夫だろうということで、約2日に1回のペースで夜に水やりをしていました。

湯船の上の突っ張り棒にぶら下げておいて、自分がお風呂から出る時にシャワーでバーっと水をかけていました。
「人間にはちょっとぬる過ぎるかな」くらいの水温です。

飾り方のバリエーションが多い

植物をインテリアとして楽しみたい方にとっては、色々な飾り方ができることもチランジアの大きな魅力ではないでしょうか。

パッと思いつくだけでもかなりのバリエーションがあります。

  • マクラメやヒンメリでハンギング
  • フォトフレームに入れてアートのように壁に掛ける
  • バークチップ、バージンコルク、流木等に括り付ける
  • 針金を螺旋状に曲げたスタンドに置く
  • 水苔等を入れた植木鉢で育てる

…等々。

自分でマクラメを編んだりフォトフレームをアレンジしたりすれば、ちょっとしたDIY感も楽しめます

https://www.amazon.co.jp/【Blooming-me】マクラメ-プラントハンガー-ハンドメイド-ハンギングプランター/dp/B07F3JYQC8

飾る時の注意点

注意すべき点として、チランジアを様々なガラス容器に入れて飾っている写真がネット上にありますが、空気の流れを遮断してしまう容器はNGのようです。
水やり後に蒸れてしまうのだとか。
可愛いんですけどね。

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ボトルテラリウムとして完全密封の容器に入れて売られているものもあるようですが、果たして元気に育つんでしょうか?

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一説では「風通しが大事」と言われるアジアンタムも、うちの完全密封ボトルテラリウムで元気に育っています。
でもチランジアはアジアンタムほどジメジメした環境は好きじゃないだろうし…。
ちょっと興味はありますが、失敗したら可哀想なので多分挑戦しません。笑

因みに我が家はほとんどバージンコルクや流木に括り付けています。
理由はその方が自然らしく見えるから、そして次の項目に書くとおり活着させたいからです。

あとは「インテリアとして楽しむ」と言っても、全く日の当たらない場所に置くのは良くないようです。
あくまで植物ですからね。
必然的に少なくとも窓際、春〜秋はできればベランダが理想なのかと思っています。
「ベランダに置くならインテリアじゃないじゃん」というツッコミはこの際無しで…。汗

活着・紅葉・開花する&子株をつける

「根からは水分をほとんど吸収しない」と言われているチランジアですが、自然界では木や岩肌にしがみつくため根を出します
根を出して何かにくっつくことを「活着」とか「着生」と呼ぶようです。
(ネットでは単に流木等に括り付けることを「活着」「着生」と呼んでいる方も見かけます)

個人的に、チランジアを何かに活着させるのはロマンがあると思っています。
根を出したということは、チランジアが「この場所なら長居してもいいかな」と思ってくれたということでしょうし、活着後は成長もより盛んになるそうです。

我が家では今のところ、イオナンタ・キセログラフィカ・カプトメデューサ(の交配種?)が発根し始めています。

イオナンタ

キセログラフィカ

カプトメデューサ(の交配種?)

紅葉と開花は、うちの子たちはまだ経験していません。
どの時期に紅葉・開花するのかすらもよく知りませんが(必ずしも秋じゃないっぽい)、今年は見られたらいいな。

子株については、基本的に花が咲いた後にできるようです。
が、我が家のコルビーとレクティフォリアは花を咲かせずにそのまま子株を出してきました。

コルビー

レクティフォリア

子株は親株の2/3くらいの大きさになったら株分けしていいそうです。
株分けせずに群生させるのもアリ。
見応えのある群生株になるまで何年かかるんだろうって感じですが…汗

我が家ではとりあえず活着を目標に育てていますが、このように「大きくなる」以外の変化を楽しみに育てられることも、ゲームを1つずつクリアしていくような楽しみを感じられるのではないでしょうか。

おわりに

以上、僕が感じるチランジアの魅力でした。

コロナ禍に終わりが見えない中、観葉植物の人気はまだまだ続くのだろうと思います。
僕の中で「ザ・観葉植物」と言えばパキラやシェフレラ、ガジュマルなんかが思い浮かびますが、チランジアも是非、更にメジャーな植物になっていってほしいものです。

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